Into Course.

宮本卓の目線。
『メリオン・ゴルフクラブ』

Text and photo Miyamoto Taku

伝説が詰まっているホール。

メリオンは1930年にボビー・ジョーンズが全米アマに勝ちグランドスラムを達成したコースです。私がこのコースを知ったのは、親しくさせていただいていた中部銀次郎さんとの会話です。お酒の席でしたね。

中部さんが出場した1960年の世界アマの話だったのですが、アメリカのキャプテンがボビー・ジョーンズで、選手として出場していたのがアマチュア時代のジャック・ニクラウスでした。
中部さんは「こんなコースがあるのか!」とびっくりしたと言いますし、当時オハイオ州立大学の学生だったニクラスのプレーぶりにも驚かされ、自分はアマチュアでやっていこうと思ったそうです。

そんなことからすごく興味を持っていたのですが、訪れる機会に恵まれず、ようやく足を踏み入れたのは数年前、全米オープンの開催が決まったときでした。やはりその凄さに圧倒されましたね。
6000ヤード台のコースで開催したUSGAの決断は素晴らしいと思いましたし、ゴルフの本質を教えてもらったような気がしました。

ベン・ホーガンの有名な1番アイアンの写真はこのホールで撮られたものですが、自分もああいう心に残る写真を撮りたいと思いますし、そういう意味でも自分にとって特別なコースのひとつです。

USA Merion Golf Club Hole 18th