The Fascination !

艶やかな物欲。ドライバー

頭を切り替えろ!

text by Kobayashi Kazuto, photos by Kodera Hiroyuki

ドライバーのマーケットでは、しばらく浅重心をウリにするモデルが多かったが、ここに来て深重心を謳うモデルが目立つようになってきた。理由は簡単。アマチュアが浅重心を使いこなせなかったからだ。浅重心だとバックスピン量が減るため、ヘッドスピードの速いプロは「高打ち出し+低スピン」の最適弾道で飛ばせるのだが、一般アマチュアが打つとスピンが足りずにドロップしてしまうのだ。そこでメーカーはロフトアップを奨励したが、それでも大多数のアマチュアが球を浮かせることができなかった。そのため深重心が再び脚光を浴びているというわけ。

『ヤマハ』の〈インプレス リミックス ゼロツー ドライバー〉の重心深度は40ミリと深重心。重心が深いとインパクトでフェースが上を向く挙動が起きやすく、球が上がるという仕組みだ。重心距離は34ミリと短めに設定してあるのがこのモデルの特徴。重心距離が短いとフェースがターンしやすく球がつかまるのだ。球をつかまえるのが苦手な日本人の好みに合ったヘッドといえるだろう。

一方、〈グランディスタ RS-001〉の重心深さも同じ40ミリだ。製造元の『リアルスポーツ』は、かつてドラコン競技で活躍したプロコーチの吉田一尊氏が「思い切り振って曲がらないクラブ」を造るために立ち上げた新興メーカー。ヘッド形状はオーソドックスでなければならないし、重心距離を利用したほうが得という考えのもと、重心距離41ミリ、重心深度40ミリに設定。理想のフォルムと重心位置を両立させるため、カーボンクラウンを採用し余剰重量を作ったという。

というわけで、もしも浅重心のヘッドを使いこなせずにいるならば、ただちに頭を切り替えて深重心に戻そうというのが今回の提案だ。リミックスは4種類のシャフトラインナップから選べるし、グランディスタはパーツ販売なので組み合わせは無限。自分好みの1本を仕立て、高弾道でかっ飛ばそうではないか!

 

Yamaha inpres RMX 02 Driver